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小中学校にタイムレコーダー 草津市教委が県内初導入

タイムレコーダーを押す教員=草津市の草津中で

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 草津市教委は、教職員の出退勤時間を管理するタイムレコーダーを、七月から市立の全二十の小中学校に導入した。県内の自治体では初めての運用。慢性的な長時間労働が問題となっている教育現場の改善策の一つとして、教職員の労働時間の実態把握を試みる狙いだ。

 これまで市立の小中学校では、教職員に配られているパソコンで労働時間を打ち込み、勤務時間を報告していた。だが、自己申告なので、遅くまで残業していたことを隠したり、手間を感じて実際の労働時間を記入しない例が多々あったという。タイムレコーダーは職員室などに配置。カードをかざすだけで出退勤の時間が記録され、管理しやすくなっている。

 草津中学校の就業時間は午前八時二十分〜午後四時五十分だが、教職員がほぼ毎日ある六コマの授業を終えて、約二時間の部活動の指導をすると、午後六時を回る。そこから、さらに翌日の授業の準備などをしていると、仕事を終える時間は午後十一時を過ぎることも少なくないという。柴原力教頭は「部活動があると、どうしても残業時間が多くなってしまう。タイムレコーダーの導入だけで満足するのではなく、教職員一人一人が時間管理を意識し、子どもたちと接する時間を増やせるかが重要だ」と指摘した。

 市教委は昨年三月に二十項目からなる「市学校業務改善プラン」を策定し、業務改善の方法を検討していた。今回のタイムレコーダー導入に合わせて、平日夜間の午後七時〜午前七時半には、代表電話を自動応答メッセージで応対するよう設定。部活動も平日は約二時間、土日や夏休みなどの学校休業日は約三時間とし、週二日以上の休養日を取るよう決めた。

 市教委学校教育課は「タイムレコーダーを活用することによって、教職員の時間管理の意識が高まってほしい。夜の自動応答メッセージは地域の皆さまにもご理解いただき、学校の現場からも『労働状況改善につながっている』との声をもらっている。引き続き、教員の働き方改革に取り組みたい」と気を引き締めていた。

 (柳昂介)

 

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