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数えきれぬ倒木、電線切断 孤立解消の高島・朽木中牧地区

倒木により、破損した電線=高島市朽木中牧地区で

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 台風21号による倒木で県道がふさがれ、孤立していた高島市朽木中牧地区などでは、六日午前一時までに孤立状態が解消された。同日午後に、記者が車で現地に入った。

 集落までの県道は細い坂道で、車が擦れ違うことすら難しかった。途中の沿道では、電信柱や、高さ十メートルを越す大木を含む数え切れないほどの木々が倒れ、電線を引きちぎっていた。集落内の家屋でも、土蔵の屋根がはがれ落ちるなどの被害が出ていた。

 集落ではまだ停電が続いており、電話もつながらず、地域外との連絡が取りづらくなっていた。携帯電話会社が修復作業にあたっていたが、進行状況は業者によって差が出ていた。住民は集会所や小学校に集まり、情報を交換。高島市も職員を派遣し、住民の安全確認や近隣施設で使える入浴券などを配って、生活への支障の緩和に努めていた。

台風により屋根がはがれ落ちた土蔵=高島市朽木中牧地区で

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 同地区の主婦、佐古深雪さん(49)は「携帯電話がつながらず、充電もできずに困っている。高齢者が多い地域なので、周りの人たちで助け合い、復旧作業を進めている」と話した。

 同所の無職、岡本博太郎さん(89)は「台風の日は外に出られなかった。ここに長く住んでいるが、(これまでで)一番恐怖を感じた災害だった」と台風の猛威を振り返った。

 (柳昂介)

 

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