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忘れないで母国のリズム ブラジル人学校でサンバ歌手がコンサート

子どもたちと一緒に歌ったジョイセさん(右)=東近江市甲津畑町の日本ラチーノ学院で

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 ブラジル人のサンバ歌手ジョイセ・カンジドさん(35)が5日、東近江市甲津畑町のブラジル人学校「日本ラチーノ学院」を訪れ、無料コンサートを開いた。学院に通う保育園児から高校生ら180人が、優しいサンバのリズムに合わせて手拍子したり、体を揺らしたりしながら楽しんだ。

 ジョイセさんは、ブラジル南東部・サンパウロ州出身。サンバはブラジルの代表的音楽の一つで、ジョイセさんは、サンバの優しいリズム曲「ショリーニョ」の歌手として、欧州を中心に世界各国で公演している。コンサートは日本ツアーに合わせて、日本で学ぶブラジル人の子どもたちにブラジル音楽のすばらしさを感じてもらおうと、湖南市の人材派遣会社「インフィニティ」の上森秀夫さん(35)が企画した。

 ジョイセさんは、最新のアルバムの収録曲や、路上生活者(ホームレス)の苦しみを歌ったブラジルの代表的な曲など計九曲を、アカペラやピアノを使った弾き語りで熱唱。会場は総立ちとなって合唱するなど、盛り上がりを見せた。ジョイセさんが、歌いながら子どもたちの様子を携帯電話で撮影し、動画投稿サイトで紹介する一幕もあった。

 日系ブラジル人二世で高校三年のチアゴ・ユウジさん(19)は「久しぶりにブラジル音楽を聴けて楽しかった。ブラジル文化は大切なので、こうした機会は良かった」と笑みをこぼした。

 ジョイセさんは前日に台風が接近する中、東京から車で六時間かけて県内入り。疲れを見せることなく公演を終え「とても幸せな時間だった。子どもたちと会話をしながら、ブラジル音楽を伝えることができてうれしい」と話した。日本で生きる子どもたちに向け「ブラジル文化の根っこを忘れずに、幸せな人生を歩んでほしい」とへエールを送った。

 (浅井弘美)

 

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