トップ > 滋賀 > 9月1日の記事一覧 > 記事

ここから本文

滋賀

「新生美術館再検討を」 文化財保護連盟

三日月知事(左)に要望書を手渡す馬渕会長(右)=県庁で

写真

 県立近代美術館(大津市)をリニューアルする新生美術館整備事業を、県がいったん凍結する方針を七月に示したことを受け、国宝や重要文化財を所有する神社仏閣、個人、団体などでつくる文化財保護連盟の代表者らが三十一日、県庁を訪れ、新生美術館のあり方や整備時期を再検討すよう求める要望書を、三日月大造知事に手渡した。

 要望書には「新生美術館を含む県の美術館・博物館の役割について、抜本的な見直しを行う」「文化財群の整備と活用の拠点施設となるような実現を図る」との二項目を明記。馬渕直樹会長(日吉大社宮司)が読み上げ、三日月知事に渡した。

 三日月知事は「(事業の凍結で)ご心配やご迷惑をお掛けする事態となり、深くおわびする」と謝罪し、「内容をそしゃくし、早急に検討する」と説明。連盟の関係者からは「しっかり時間をかけ、県の文化力を発信できる、世界に誇れる施設にしてほしい」などと意見が出た。

 この日は、県議会の川島隆二議長にも要望書を提出。その後、馬渕会長が報道各社の取材に応じ「せっかく立ち止まってもらえるこの機に、できれば金額や期間に上限を設けず、良い美術館となるよう再検討してほしい」と話した。

 新生美術館は、近代美術館の老朽化や、耐震性の問題で休館中の県立琵琶湖文化館(大津市)からの機能継承を目的に整備を計画。昨年十月に着工を予定していたが、同年八月の本体建築工事入札が不成立となった。設計見直し案の検討を進めていたが、今年七月、本体工事費を予定の四十七億円に抑えられないとして、三日月知事が県議会で事業凍結を表明していた。

 (高田みのり)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索