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琵琶湖保全「湖内対策重要に」 大津でセミナー

 微生物が分解しにくい有機物(難分解性有機物)が琵琶湖で増加していることに関するセミナーが、大津市打出浜のコラボしが21であった。大学や企業の関係者ら約100人が出席し、最新の研究成果に聞き入った。

 県琵琶湖環境科学研究センターや東レテクノなどが連携して研究。日本水環境学会から6月に賞を受けた記念に、セミナーを開催した。

 琵琶湖の水質は改善傾向だが、環境基準項目のうち有機物の量を示す化学的酸素要求量(COD)だけが高い。世界の湖沼でも同様の事例があり、要因として難分解性有機物が考えられてきた。

 研究では、難分解性有機物の測り方を確立し、コンピューターによるシミュレーションで発生源を絞り込んだ。その結果、難分解性有機物は大半が湖内で発生していることが判明。現在の濃度レベルでは、湖内の生物への影響がないことも分かったという。これまでは陸域からの有機物の流入を防ぐ水質保全策がとられてきたが、この研究から、湖内での生態系保全などにより力を注ぐべきだとの結論に至った。

 今後は、微生物が分解できる有機物も含めて、琵琶湖の魚などの生態系にどのような影響があるか、研究を進めるという。

 (岡屋京佑)

 

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