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アユのチップス、売り上げで稚魚放流 草津の会社

チップスの売上金で購入したニゴロブナの稚魚を放流する参加者=野洲市の琵琶湖で

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 琵琶湖で体験活動事業を営む会社「フローティングライフ」(草津市)は、湖魚のアユを使ったスナック菓子「BIWAKO CHIPS(ビワコチップス)」を発売した。アユを漁師から高く買い取って漁業の活性化につなげ、売り上げの一部は稚魚の購入や環境保全にも回して、琵琶湖の持続可能な仕組み作りに役立てる。

 一年を通して最も安い時期のアユを相場より高く仕入れ、原材料に使用。エビやアオサノリと一緒に、ばれいしょでん粉に練り込んで、油でカラッと揚げて歯応えのある食感にした。ユズコショウでピリリと味を調えている。百十グラム入り五百円(税別)で、外袋の濃い青色は琵琶湖本来の色を表しているという。

 釣具店「Fish! Tackle Shop」(草津市)や湖魚食加工・販売店「BIWAKO DAUGHTERS」(野洲市)など県内外の十二店舗で販売。琵琶湖で活躍するバス釣りのプロ七人にも協力してもらい、店頭購入時にバス釣りのワンポイントアドバイスが載った顔写真付きカードがもらえる。

 七人の一人、奥村哲史さん(46)=大津市雄琴北=は「幼い頃から琵琶湖で魚を釣ってきたので、恩返しのつもりで少しでもチップスの売り上げに貢献できたらうれしい」と語る。

 今月三日には、売り上げの一部で初めて購入したニゴロブナ八百匹の放流活動が野洲市の菖蒲漁港であった。フローティングライフの中川善一代表(45)や奥村さん家族など五人が、体長三センチ前後の稚魚を沖合で放流した。

 今後も稚魚の放流を続けるほか、来年二月には三上山(野洲市)で苗木の植樹活動をする計画。中川代表は「水源をきれいにすることが琵琶湖の浄化につながる。そのためには山に木を植えて、天然のダムをつくる必要がある」と話す。

 中川代表は「水の汚れや外来魚・外来生物の繁殖など、琵琶湖を取り巻く問題は全て人間が原因。みんなが協力し合うことで持続可能な元気な琵琶湖の姿を取り戻したい」と話す。(問)フローティングライフ=077(507)2371

 (平井剛)

 

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