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「学校80周走れ」は体罰 大津市教委、中2部員搬送で認定

 大津市南郷中で七月、男子ソフトテニス部顧問の男性教諭(31)が二年の男子部員(14)に校舎の周りを八十周走るよう指示し、生徒が熱中症で倒れて搬送された問題で、市教委は二十四日、教諭の行為を体罰と認定した。同日開かれた、市教育長と教育委員による協議で明らかにした。

 市教委は、部活動でサーブの失敗が多かった生徒に対し、精神的弱さを鍛えるために教諭がランニングを課したことや、指示した当時は熱中症の危険性が高くなる過酷な環境にあった点などを踏まえ、「教育的指導の範囲を逸脱する許されない体罰」と認定。教諭が生徒を危険から保護すべき立場にあったとし、安全配慮義務違反も指摘した。

 市教委は七月下旬から、市顧問弁護士や教師らによる関係生徒らへの聞き取り調査を実施。有識者による検証会議でも体罰に該当するかどうか、検証していた。教諭は昨年十月にも担任していた学級で、別の生徒の腕に、鉢巻きを忘れないよう油性のペンで「ハチマキ」と書くなど、不適切な指導をしていたという。

 このほか、同校では今年六月、掃除をせずに吹奏楽部の練習のため音楽室へ向かった一年の男子生徒に対し、担任の男性教諭(28)が音楽室へ行き、生徒の首元をつかんで指導していた。市教委は、生徒にけがはなかったものの、首元をつかむ行為が体を傷つける恐れのある危険な行為と判断。同行為も体罰と認定した。

 教諭二人はいずれも一年生の担任で、二十七日から担任を交代し、県教委の処分が出るまで自宅待機となる。再発防止策を検証会議で検討しており、三回目の会議がある二十八日に、協議内容をまとめる。

 (浅井弘美)

 

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