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小中とも学力テストが全国平均下回る 県教委が危機感

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 県教委は三十一日、小学六年と中学三年を対象に四月に実施した文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の県内結果を公表した。本年度は公立学校だけで三百二十五校が参加し、小中ともに全国平均を下回った。県教委幼小中教育課の辻本長一課長は「結果は重く受け止めている。取り組みで何が足りなかったのか、しっかり振り返り、早急に対策を」と危機感をあらわにした。

 小学校は国語A、Bともに平均正答率が昨年度より下がった。主語と述語に注意して文を書いたり、習った漢字を適切に使ったりすることに課題があった。算数Aは計算や式、円周率の意味を問う問題で落ち込みが大きかった。理科は県平均正答率と全国の差が0・5ポイント改善されたが、全領域で全国平均を下回った。

 中学校は特に国語Aの項目「話すこと、聞くこと」で、全国平均を3・3ポイント、国語Bの「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」で、全国平均を5・7ポイント下回った。古典の説話を読み、相手に的確に伝わるようにあらすじをとらえて書くことに課題を残した。

 学習や生活環境を尋ねる質問紙調査では、学校の授業時間以外、一日二時間以上勉強するとした小学生は昨年度より2・6ポイント増、中学生は1・9ポイント増えたが、いずれも全国平均より3ポイント近く差が開いた。

 辻本課長は「小学校の国語Aと算数は、特に全国との差が広がっている」と話し、国語Aの漢字は無解答率が全国的にも高く、時間内に解けなかったと分析。「一人一人の学びの状況を考え、力をつけさせていかなければ」と述べた。

 県教委は八月下旬、市町教委の担当者を集めた会議を開くほか、小中学校には夏休み期間中に学力向上策を立ててもらい、改善につなげる方針だ。

 

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