トップ > 滋賀 > 7月7日の記事一覧 > 記事

ここから本文

滋賀

大津の58世帯に避難指示 河川増水、土砂崩落も

山から土砂や木が崩れ、通行止めとなった県道=近江八幡市沖島町で

写真

 活発化した梅雨前線による大雨は六日も続き、県内各地でも川の増水や土砂の崩落が相次いだ。JR西日本や私鉄が朝から運転を見合わせたほか、学校の休校も広がり、市民生活を直撃した。雨は八日ごろまで続くと見込まれ、県は「十分に注意を」と引き続き警戒を呼びかけている。

 彦根地方気象台のまとめでは、五日午前零時からの総雨量は、六日午後二時までに朽木平良(高島市)で三八二・五ミリ、南小松(大津市)で三二七・五ミリ、柳ケ瀬(長浜市)で三一五・五ミリを記録。六日は柳ケ瀬と今津(高島市)で二十四時間雨量が観測史上最多となった。

 土砂災害の危険性も高まっており、大津市が伊香立地区の七世帯十三人、葛川学区の五十一世帯九十八人に避難指示を出したほか、彦根、長浜、近江八幡の三市は避難勧告を出した。

 鉄道はJR北陸線や東海道線(琵琶湖線)、湖西線、信楽高原鉄道、京阪電鉄が始発から運休。近江鉄道は一部区間で徐行運転した。京阪は正午すぎ、東海道線は野洲−京都駅間で午後二時半ごろに運転を再開した。

 県教委によると、小中学校や幼稚園は、長浜、米原、高島市が全市で休校・休園措置を取ったほか、県立の高校や特別支援学校も二十九校が臨時休校、十四校が終業を繰り上げるなどした。

 農業への被害では、彦根市や愛荘町、豊郷町では大豆畑五十ヘクタールが浸水、米原市内では水路二カ所に土砂が流入した。長浜市では大豆や水稲、九条ネギなどの浸水被害があった。

 琵琶湖の水位は七日午後一時現在でプラス四十二センチとなった。五十センチを超えると湖岸部で浸水被害が出る恐れがあり、県は注意を呼びかけている。また、高島市では下水道に処理能力を大きく超える雨水が流入しており、マンホールから汚水があふれる恐れが出ている。県下水道課は、トイレや炊事以外の不要不急の水の使用を控えるよう求めている。

◆こんな大雨初めて 避難の住民困惑

避難指示で避難した近隣住民ら=大津市伊香立下龍華町の伊香立ふれあいセンターで

写真

 避難指示が出された大津市伊香立地区では、避難所となった伊香立ふれあいセンターに午後七時までに五人が避難した。暗くなる前の避難を決めたという同市伊香立下龍華町の無職山田はな子さん(80)は「このような大雨は生まれて初めて。どうしたら良いのか」と困惑の表情。避難所で一晩過ごす予定で、「家に戻るかは明日の様子を見て決める」と話した。

 同市は、葛川地区でも避難指示を出して避難所を開設、午後七時までに七人が避難した。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索