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長浜の畑から「鉄滓」らしき物体 専門家ら分析へ

鉄滓と見られる物体の重さを量る住民たち=長浜市国友町で

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 戦国時代から幕末にかけて鉄砲の産地として栄えた長浜市国友町の畑で、鍛冶の際に出るくず「鉄滓(てつさい)」と見られる物体が見つかり、十日、住民たちが掘りだした。地元の「国友鉄砲の里資料館」などが専門家とともに分析を進め、鉄砲づくりとの関連を調べる。

 見つかった物体は十一個あり、高さ約二十〜三十センチ、直径四十センチ、重さ四十五〜五十キロ。いずれも円柱形で、所々に赤くさびたような跡がある。物体の一部が地表に現れた状態で、東西約十メートルにわたって並ぶように埋まっていた。畑と水路を区切る石の代わりに使われていたとみられる。

 資料館などが名古屋女子大元教授の丸山竜平さん(考古学)とともに四月に始めた鉄砲づくりの実地調査の一環で発見した。

 ただ、現時点で、これらの物体ができた年代や経緯は不明。鉄をたたいて成形する鉄砲づくりの工程では大きな鉄滓は発生しないとされ、また、地元では一九五〇年代ごろまで鋳物工場が稼働していた歴史もあり、鉄砲と無関係の可能性もあるという。

 丸山さんは「見た感じでは風化が進んでいて、最近のものとは考えにくい。今後、成分分析などで詳細に研究したい」と話す。

 資料館によると、国友町には火縄銃が種子島に伝来した翌年、鉄砲の製造技術が伝わった。「国友鉄砲」の呼び名で根来(和歌山県)、堺(大阪府)と並ぶ産地となり、江戸初期には約五百人が従事した。

 今回見つかった物体は、十六、十七日に地元の国友町会館で開く「国友の鉄滓と鍛冶道具展」に合わせて展示する。

 (渡辺大地)

 

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