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近江の味、毎朝のお供に 彦根の「木村水産」が10種販売

県産の食材を使った「近江 朝おかず」シリーズ=彦根市で(木村水産提供)

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 彦根市後三条町の水産加工会社「木村水産」が、琵琶湖の魚や近江牛、赤こんにゃくなど、県の特産品を使った総菜シリーズ「近江 朝おかず」の販売を始めた。県内に住んでいても、毎日食べることは少ない郷土の味。木村有作専務は「地域に伝わる食文化を手軽に楽しんでほしい」と話している。

 「あゆの店きむら」という屋号で知られる同社。一九五七年からアユの養殖を始め、姿煮や塩焼き、一夜干しなどの商品にしている。琵琶湖で捕れる天然の魚を使った加工食品も手掛け、ホンモロコのつくだ煮やビワマスのみそ漬け、ふなずしなどを販売している。

 朝おかずシリーズを作るきっかけは、昨年、琵琶湖のアユが歴史的不漁に見舞われたことだった。琵琶湖で生まれたアユの稚魚を使って養殖する同社も、大きな打撃を受けた。「また不漁があっては困る」。湖魚以外の食材も使おうと、商品開発に乗り出した。

 「湖魚はもちろん、滋賀県ならではの食べ物にもっと親しんでほしい」と、県産の食材を使ったメニューを考案。出来上がったのが同シリーズだ。

 総菜は全十種類。小アユを昆布で巻いた「ひとくちあゆ昆布巻」や、ビワマスを焼いてからしょうゆだれに漬け込んだ「琵琶ます焼漬」、近江牛を使った「近江牛ごぼうしぐれ煮」や、県産の丹波黒豆を使った「黒まめ煮」など、白いご飯にぴったりの商品ばかりだ。

「近江の食文化を知ってほしい」と話す木村さん=彦根市で

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 おかずは五十五〜百十グラムの少量サイズで、価格は四百〜六百円。殺菌処理をしており、開封まで常温で六十日間保存できる。

 素材の質や味にこだわって作った総菜シリーズ。木村さんは「地域の昔ながらの食事を味わうきっかけになってくれれば」と話す。加えて、「県外にも広く発信し、近江の食文化を全国の人にも知ってもらいたい」と意欲を見せた。

 注文は専用のホームページと電話で受け付ける。(問)木村水産=0120(30)9021

 (安江紗那子)

 

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