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倒木が誘発、相次ぐ遭難 蓬莱山への登山道

倒木で荒れ果てた登山道=大津市木戸で(県警提供)

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 比良山系の蓬莱山(一、一七四メートル)に向かう登山道で、道に迷う山岳遭難が相次いでいる。昨年十月の台風で針葉樹が倒され、登山道が荒れてしまったためだ。地元消防や大津北署は、「通行困難」と注意を呼び掛ける啓発ポスターをコース付近に張るなど対策に乗り出した。

 遭難が相次いでいる登山道は、大津市のびわ湖バレイロープウェイ山麓駅と蓬莱山頂の中間付近。五件の山岳遭難のうち、四件が道迷い、一件は倒木で足を滑らせて右手首を骨折する転倒だった。四、五月の大型連休中も倒木現場付近で「道に迷った」とする一一九番が複数あった。

 地元消防によると、倒木は昨年の台風以降、数百メートルにわたって広がっており、行き来するのは危険な状態。このコースは同ロープウェイの山頂駅から山麓駅に戻る途中に使われることが多く、遭難した登山客の多くは県外在住者で、いずれも倒木で通行困難になっている状況を知らなかったという。

 このため消防と署が今月半ば、コース途中の道標五カ所に啓発ポスターを設置。登山客の目を引きつけようと赤を中心とした目立つ配色で、倒木の現場写真も織り交ぜ「登山道も歩くスペースもありません」と訴えた。

 倒木被害は県内全域の山で見られ、撤去は進んでいないという。県警生活安全部の福永正行部長は「県内の山々は全体的に迷いやすい環境になっている。道に迷ったら引き返すように心掛けてほしい」と呼び掛けている。

 (成田嵩憲)

 

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