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武将・金森長近つなぐ縁 守山、岐阜・高山両市長が交流推進へ意欲

長近の銅像前で、田中さん(右)から功績などの説明を受ける宮本市長=高山市城山の城山公園で

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 初代飛騨高山藩主の戦国武将・金森長近(一五二四〜一六〇八年)にゆかりのある守山市の宮本和宏市長らが十四、十五両日、岐阜県高山市を訪れた。市役所で国島芳明市長と面談し、両市の子どもたちの交流事業を始めることを確認したほか、同市内にある長近ゆかりの地などを視察した。

 長近は幼少から青年期まで、現在の守山市金森町で過ごした。名字の金森は地名が由来。戦で功績を上げ、一五八六年、高山市を含む飛騨に領地を与えられた。晩年には高山城を完成させ、現在は城跡が城山公園として市民の憩いの場になっている。城下町は「古い町並み」として現存し、観光名所となって多くの人が訪れるようになった。

 十四日、国島市長と面談した宮本市長は、災害時の支援協定の締結を打診。長近が建てた大野城がある福井県大野市など、ゆかりの自治体で歴史研究などの交流ができないかについても提案した。一方、国島市長は将来的に、長近ゆかりの自治体を結ぶルートを設定し、広域で観光を盛り上げていく仕組みづくりをしたいと表明した。それぞれ実現に向けて検討していく。

 十五日は高山市中心部を視察。同市の市史編纂(へんさん)専門員の田中彰さん(67)の案内で、城山公園にある長近の銅像や、長近に関連する史料が展示されている「飛騨高山まちの博物館」、古い町並みなどを見て回った。宮本市長は「市民の努力によって、文化が継承されてきたことに感銘を受けた。今後は高山市から学ぶ姿勢で、交流を進めていきたい」と話した。

田中さん(手前右)から観光名所の古い町並みの案内を受ける宮本市長(同左)=高山市上三之町で

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 両市の交流は五年ほど前、国島市長と同級生で、高山市天性寺町出身の青谷正史さん(68)=守山市二町町=が、長近と両市の縁を知ったことがきっかけ。「守山市と高山市の交流を推進する会」を立ち上げ、両市長らに働き掛けてきた。市民同士の交流は既に始まっており、国島市長も二〇一六年に守山市を訪問。本年度からは本格的に、高山市山王小と守山市小津小の児童の交流もする予定だ。

 青谷さんは両市の交流について「ついにここまできたかと感慨深い気持ちになった。子どもたちが長近をきっかけに、ふるさとに誇りを持てるようになってほしい」と期待する。

 (坂本圭佑)

 

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