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信楽高原鉄道事故27年で追悼法要

慰霊碑に手を合わせる下村さん(中央)=甲賀市信楽町黄瀬で

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 四十二人が犠牲となった信楽高原鉄道(SKR)とJR西日本の列車衝突事故から二十七年を迎えた十四日、甲賀市信楽町黄瀬にある事故現場近くの慰霊碑前で、両社主催の追悼法要が営まれた。

 両社や市、県などから計約八十人が参列し、JR西日本の来島達夫社長は「ご遺族それぞれの思いにお応えできるよう、安全性向上と地域活性化に努めてまいります」とあいさつ。SKRの正木仙治郎社長(甲賀市副市長)や三日月大造知事、岩永裕貴市長らが次々に献花した。

 中華航空機墜落事故や尼崎JR脱線事故の遺族も駆け付けたが、SKR事故の遺族はわずか三人。事故で妻=当時(53)=を亡くし、長く遺族会の代表を務めた吉崎俊三さん(兵庫県宝塚市)は今月二日に八十四歳で亡くなった。

 兵庫県明石市の歩道橋事故で当時二歳の次男を亡くした下村誠治さん(59)=神戸市垂水区=は「遺族の思いをどのように訴えたらいいか、時には泊まりがけで聞かせていただいた」と吉崎さんをしのびつつ、「再発防止について決して譲らなかった人。吉崎さんがいたから、鉄道会社や役所の遺族への対応が変わった」と評価した。

 吉崎さんが立ち上げた鉄道安全推進会議(TASK)を引き継ぎ、共同代表を務める下村さんは「この法要が他の事故も含めた遺族の思いを受け止めてもらう場になるよう、遺志を引き継いで尽力していきたい」と決意を語った。

 (築山栄太郎)

 

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