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「春のしがらき駅前陶器市」始まる

ずらりと並んだたぬきの置物や食器などの品定めをする観光客ら=甲賀市の信楽高原鉄道信楽駅前で

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 甲賀市信楽町長野の信楽高原鉄道信楽駅前で二十八日、大型連休に合わせた「春のしがらき駅前陶器市」が始まった。日本遺産に認定された日本六古窯の一つ、信楽焼の販売業者ら二十店がテントを並べ、掘り出し物を買い求める観光客らでにぎわった。

 会場にはたぬきの置物や食器、植木鉢などがずらり。そばやたこ焼きなどの食品ブースも十五店並んだ。二十九、三十日、五月三〜五日には陶器のオークションもある。

 「今年はお客さんの表情に余裕がある。じっくり品定めしてもらえそう」と、主催する駅前陶商振興会企画担当の今井茂雄さん(70)。五月六日までの期間中、例年より一万人多い八万人の来場を見込む。周辺道路の混雑緩和のため、信楽高原鉄道の利用を呼びかけている。

◆「緑の魔術師」庭園デザイナー石原さんが実演

 陶器市が始まった信楽駅前では二十八日、世界的な庭園デザイナー石原和幸さん(60)のガーデニング実演があった。信楽焼や草花を駆使し、周辺の山々の美しさを凝縮した趣のある庭園を披露した。

 石原さんは、ガーデニングショーの最高峰「英国チェルシー・フラワーショー」で九つの金メダルを獲得した実力者。エリザベス女王に「緑の魔術師」とたたえられた実績もある。信楽陶器工業協同組合や信楽高原鉄道からの要請で、三百平方メートルある駅前広場の整備に訪れた。

草花や陶器で里山を表現した庭園を出現させる石原さん=甲賀市の信楽高原鉄道信楽駅前で

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 地元の造園業者やボランティア、観光客らも参加し、石原さんが手際良く指示。モミジやアオキ、ツツジなど五十種類の草花と、信楽焼の植木鉢や火鉢、テーブルなどを配し、二時間で仕上げた。

 「信楽焼の深い青は、英王室のロイヤルブルーに通じる。高貴な『信楽ブルー』としてのブランドを構築し、世界に発信したい」と石原さん。「器がこんな使い方もできるというヒントをいろいろ発見してもらえたら」と地元の人たちに呼び掛けていた。

 (築山栄太郎)

 

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