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琵琶湖周航の歌、歌い継いで 資料館が開館20年

小口太郎が琵琶湖周航の歌が生まれたことを友人に伝えたはがきを紹介するパネル=高島市今津町の「琵琶湖周航の歌資料館」で

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 高島市今津町の「琵琶湖周航の歌資料館」が十四日、開館二十年を迎えた。県内外から年間一万六千人以上が訪れており、村井佳子館長(55)は「歌を愛する人々に来てもらえるおかげで、二十年続けてこられた」と感謝する。

 この日は午前中から県内外の観光客が来館し、歌の成り立ちや歌詞の変遷を紹介するパネルを眺めた。観光で立ち寄った京都市の幼稚園教諭山口真寿美さん(61)は「二十代の時にテレビ番組で聞き、きれいなメロディーだと思った。開館二十年の日に歌の誕生の経緯を知ることができてよかった」と話した。

 資料館は同日から、記念の一筆箋の販売を始めた。琵琶湖にボートが浮かぶイラストや、冒頭の歌詞「われは湖(うみ)の子さすらいの」が書かれている。税込みで一筆箋のみ三百円、封筒とのセットは四百円。今後は便箋も販売する予定。

 歌が生まれたのは一九一七年六月。旧制第三高校(現京都大)のボート部員小口太郎が周航中に歌詞を考え、当時の流行歌「ひつじぐさ」のメロディーに合わせて友人と歌った。七一年に歌手の加藤登紀子さんがカバーし、全国に広まった。

開館20年を記念した一筆箋をPRする村井館長=高島市今津町の「琵琶湖周航の歌資料館」で

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 資料館は九八年四月、旧今津町が資料の保存と継承を目的に開館。小口太郎と「ひつじぐさ」の作曲者吉田千秋の写真、小口太郎が友人宛てに歌が生まれたことを伝えたはがきのパネルなど、約八十点を展示している。

 村井館長は「歌は地元の宝。若い世代にも資料館に来てもらい、歌い継いでほしい」と願う。(問)資料館=0740(22)2108

 (大西里奈)

 

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