トップ > 滋賀 > 4月5日の記事一覧 > 記事

ここから本文

滋賀

桜舞う彦根で伊映画ロケ 「小さな宝石のよう」監督も満足

撮影するクルーや女優たち。左からトラパニ監督、(1人おいて)岩崎さん、アンジェリス監督=彦根城で

写真

 長編イタリア映画「ホワイトフラワーズ」が彦根市内で撮影されている。撮影クルーはイタリア人の共同監督二人とカメラマンの計三人。彦根が国内の劇映画でなく、海外の映画のロケ地となるのは珍しく、外国人観光客増を期待する声も上がっている。

 主人公は日本人漫画家のユキと、イタリア人男性のマルチェロ。ユキが作品のアイデアを得ようと向かったイタリアで記憶喪失のマルチェロに出会い、その半生を題材に漫画を描く中で、真相にたどりつく物語だ。

 彦根では、ユキがイタリアに旅立つ前の冒頭シーンを撮影。マルコ・デ・アンジェリス監督とアントニオ・ディ・トラパニ監督らスタッフが二日に彦根に入り、四日には、ユキ役の女優、岩崎優希さんらとともに、散り始めた桜、彦根城を背景にユキが人力車に乗るシーンを撮った。撮影は六日まで続く。

 既にイタリアでの撮影をほぼ終えるなど、順調。夏から編集作業に入り、秋以降にイタリアの映画祭への応募を目指している。

 日本でのロケ地を探していた両監督が、「桜のきれいな場所で撮影したい」と、映画制作の誘致などを担当する県の「滋賀ロケーションオフィス」に紹介を求め、担当者が県内有数の桜が咲く彦根城を教えた。両監督は写真や映像を見て即決したという。

 「彦根を映画で盛り上げる会」の目加田宗彦会長は「映画が有名になれば、外国人にも彦根の魅力が伝わる。イタリアの美しい景色に負けない彦根を発見してほしい」と期待を込めた。

 アンジェリス監督は「彦根は都会にない魅力があり、小さな宝石のようだ。和歌に詠まれる桜がはかなさの象徴となる理由が分かったよ。いい映像が撮れた」と満足そうに話した。

 (大橋貴史)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索