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馬乗り人、すがすがしく 甲賀で流鏑馬神事

馬上から弓矢で的を狙う白井さん=甲賀市甲賀町隠岐で

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 甲賀市甲賀町隠岐の椿神社一帯で一日、若者が馬上から弓矢で的を射て五穀豊穣(ほうじょう)を願う流鏑馬(やぶさめ)神事があった。

 南北朝時代、この地を治めた佐々木氏が奉納したのが起源といわれる。今年の馬乗り人は、京都産業大経済学部の新四年生・白井裕久さん(21)。二十〜三十五歳の氏子の男性からくじで選ばれた。

 神事やみこし渡御などの祭礼の後、黒い狩衣(かりぎぬ)を身に着けた白井さんが、昨年馬乗り人を務めた師匠役の堀井大輔さん(28)に手綱を引かれた白馬に乗って登場。約百メートル走りながら弓に矢をつがえ、二枚の的を狙った。惜しくも当たらなかったが、沿道で見守る住民や観光客から大きな拍手が送られた。

 白井さんは古式にのっとり、両腕を大きく広げて三回走った後、日の丸の扇を掲げて馬乗りを披露。「二本とも外してしまったのは心残りだが、多くの方に支えられ、伝統ある行事を成し遂げることができた」と、すがすがしい表情を見せた。

 合歓(ねむ)の木を数枚合わせて作られた的は、厄よけ札として若者らが奪い合った。

 (築山栄太郎)

 

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