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元気と安心、街へ発信 FMおおつ1日開局

4月1日の開局に向けて準備する芦田さんら=大津市山上町で

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 大津市を拠点とするコミュニティーFM「FMおおつ」(周波数七九・一メガヘルツ)が四月一日に開局する。震災でラジオの重要性を痛感した元新聞記者の古田誠社長(61)が、地域振興と防災意識の向上を目的に住民に呼び掛けて立ち上げた。古田さんは「大津の人にたくさん出演してもらい、人と人とをつなぐ接着剤になりたい」と意気込む。

 放送時間は午前六時〜午後九時。イベントの告知や地域課題を伝える情報番組のほか、大津にまつわる曲を集めた音楽番組やインタビュー番組など、ほぼ全て自社制作する。通常は防災関連の話を織り交ぜながら地域の情報を発信し、災害時は支援物資の配布場所やインフラの復旧状況を伝える。

 番組のパーソナリティーはオーディションで選ばれた地元の十〜七十代の三十七人で、高校生や会社員、定年退職後の人もいる。市内北部の一部を除き七割の地域で試聴でき、将来的には市全域での放送を目指す。

 大津市出身の古田さんは一九九五年の阪神大震災の時、毎日新聞の記者として神戸、兵庫県芦屋両市で取材し、電気や水道のインフラが止まり住民が混乱する様子を目にした。二〇〇八年にラジオ局「和歌山放送」に転職した後、一一年に東日本大震災が発生。「ラジオは乾電池さえあれば使用できる、災害に最も強い存在だ」と感じ、コミュニティーFMの立ち上げにつながったという。

 一六年夏に和歌山放送を退職したのを機に開局準備を始め、古田さんに共感した市内外の会社員や医師ら三十四人が千五百万円を出資。山上町の空き店舗をスタジオに改修し、スタッフ八人が運営する。

 一日は正午から開局特別番組を生放送し、県や市職員に防災対策について聞く予定。古田さんは「大津にも活断層があり、災害が起きる可能性がある。常に新しい情報を届けたい」、パーソナリティーの芦田淑恵さん(60)は「地元でも意外と知らない情報があるはず。いつもの町並みが魅力的に見えるような番組を届けたい」と話す。(問)FMおおつ=077(510)7239

 (大西里奈)

 

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