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不思議な世界観楽しんで 東近江出身・福井さんの陶芸展

米国ポップカルチャーに影響を受けた陶芸作品などを手掛ける福井さん=近江八幡市多賀町のかわらミュージアムで

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 東近江市出身のアーティスト、福井揚さん(39)の個展「I KNOW YOU,YOU KNOW ME.」が近江八幡市多賀町のかわらミュージアムで開かれている。三十日まで。

 福井さんは米国ミズーリ州のカンザスシティー美術大などで学び、一九五、六〇年代のポップカルチャーに影響を受けた陶芸などを手掛けている。個展では十七点を展示。ハンバーガーを重ねた台に男女の胸像が載り、その頭に数多くのソフトクリームがあるなど、いずれも不思議な世界観が目を引く。

 なまめかしいタコが女性に絡みつく作品や、本物の鶏肉で型を取った作品も。福井さんは「万人受けするものではなく、危険性や皮肉をはらんだ作品を目指した」と語る。

 創作の原点は、重度の知的障害者が暮らす「止揚学園」(東近江市佐野町)の仲間たち。福井さんは、学園を父親が創立した縁で、小学校六年まで敷地内で生活を共にしていた。一緒に貼り絵をするなど、型にとらわれない自由な作品に触れていた体験が大胆な作風につながった。

 現在は静岡県裾野市で創作。「陶芸は焼くことで作品として落ち着いてしまう。いかに動きのある作品に仕上げるか、日々せめぎ合い」と挑戦を続けている。ミュージアムの入館料として、一般三百円、小中学生二百円。

 (小原健太)

 

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