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井伊家伝来「ひな道具」を展示 彦根城博物館

弥千代の嫁入りであつらえた婚礼調度を模した精巧なひな道具

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 彦根市金亀町の彦根城博物館で九日、「特別公開 雛(ひな)と雛道具」が始まった。見どころは井伊家十三代直弼(なおすけ)の次女弥千代(一八四六〜一九二七年)が高松藩の松平頼聡(よりとし)に嫁いだ際にあつらえた井伊家伝来のひな道具やかご。三月六日まで。

 目を引くのは、貝桶(かいおけ)や挟箱、かごなど実物の三分の一〜五分の一のミニチュア調度品八十五点。当時、大名家の姫の婚礼には、嫁入り道具と婚礼調度類を模した精巧なミニチュアをひな道具としてあつらえた。

 弥千代の婚礼調度で両家の家紋が松竹梅の模様とともに金蒔絵(まきえ)で表されたかごも展示。地元の旧家に伝わる幕末から昭和初期の古今びな四点や、御殿飾り三点も披露する。

 弥千代の嫁入りは直弼が大老に就任する二日前。直弼が桜田門外の変で暗殺された後、弥千代は離縁され、ひな道具も井伊家に持ち帰ったが、その九年後に頼聡と再婚した。

 奥田晶子学芸員は「弥千代のひな道具にまつわるドラマチックな部分や、工芸品の華やかな世界を感じてもらえれば」と話す。

 十日の午前十一時と午後二時、学芸員によるギャラリートークがある。入館料は一般三百円、小中学生百五十円。会期中無休。

 (前嶋英則)

 

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