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親子2代、森の守り人 県緑化功労「シャクナゲ賞」に江竜さん 

シャクナゲ賞を受賞した江竜さん=県庁で

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 地域の緑化や森林づくりに長年取り組んできた人を表彰する県の「シャクナゲ賞」に、今年は米原市下丹生の江竜喜之さん(79)が選ばれた。一九八三年には父の寛一さんが受賞しており、同賞から親子二代にわたる受賞者が出るのは初めて。

 兼業で林業を手がけていた父、寛一さんの背中を見て育った。やがて、元教師の父の人生をなぞるように、自身も高校教師になり、森林づくりを手がけるように。戦後に国が進めた拡大造林政策の折、寛一さんが植えた膨大な木を、ずっと整備し続けてきた。

 教壇に立ちながら、春休みには健康な木を育てるための「雪起こし」、夏休みには木の成長を邪魔する雑草を刈る「下刈り」をした。下丹生地区でこれまでに整備した森林面積は、東京ドーム四・七個分の二十二ヘクタール。滋賀北部森林組合では、今も現役理事として緑化活動に携わる。

 一月三十一日に県庁であった表彰式では、県産ヒノキでつくられた賞状と、シャクナゲの花を模した記章を贈られた。江竜さんは「放置されて死んだ山を何とか生きた山にしたいという思いでやってきた」とあいさつ。人工林には最後まで人の手が必要だと訴え「拡大造林で植えられたままの木をどうするのか、みんなで考えていけたら」と今後の意欲も語った。

 (高田みのり)

 

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