トップ > 滋賀 > 1月14日の記事一覧 > 記事

ここから本文

滋賀

JR草津線、建設の史料展示 県庁で企画展

トンネルの建設願や、地権者を示す地図などの展示史料=県庁で

写真

 草津駅(草津市)と柘植駅(三重県伊賀市)を結ぶJR草津線の建設史に関する史料を集めた企画展「甲賀路をゆく関西鉄道」が、県庁の県政史料室で開かれている。十八日まで。

 民間会社の「関西鉄道」が一八八九年に草津線の元となる草津−三雲(甲賀市)間を開業させてから、国有化される一九〇七年までの公文書や地図など十八点を展示。当時の地図からは、草津線が六府県にまたがる広大な路線網の起点と位置付けられていたことが分かる。

 同線の開業は、草津駅で接続する東海道線の開業と同じ時期。史料には、関西鉄道の発起人が、東海道線の早期完成のために費用の一部を負担したいと申し出ていた経緯も記され、発起人の豊かな資金力をうかがえる。

 沿線出身だった当時の県土木課長が尽力し、「人民の苦情を唱ふるなく瞬時にこれ(建設用地の買収)を終了」し、他県の手本になったという記載も。現在も残るトンネルの図面なども目を引く。

 関西鉄道は、現在の関西線(名古屋−柘植−JR難波)を経営し、東海道線と激しいサービス合戦を繰り広げたことで知られる。

 同室の岡本和己(わこ)さん(27)は「ローカル線とも思われがちな草津線だが、史料には著名な政治家の名前もあって、当時は重要路線だった。意外な歴史を感じてください」と話している。 

 (野瀬井寛)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索