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古地図ひもとき近江の歴史紹介 県立大・中井教授が編著

近江の歴史をひもとく新刊=彦根市の滋賀県立大で

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 中近世の城を研究する滋賀県立大人間文化学部の中井均教授が、古地図をもとに県内の歴史をひもとく「古地図で楽しむ近江」(風媒社)を編著し出版した。

 県内で研究をする各分野の第一人者が各章を執筆。古地図や古絵図をもとに街道、城、鉄道や琵琶湖など近江の歴史を掘り下げた。中井教授は城と古戦場についての章を担当。彦根城や安土城などを江戸、明治時代に書かれた絵図をもとに解説している。

 城の魅力は「敵を迎撃するために、敵の心理を利用し、一カ所に追い込む工夫をしている」城内全体の設計にあるという。彦根城の古絵図からは、城の周りから侵入を防ぐために崖を最大で十八メートルも削り壁を作り、敵が登れないよう大工事を行っていたことがわかる。

 全国で唯一、藩主が馬を飼う「うまや」が残っていることも注目すべき点。県民にも知られていないような内容が、随所に盛り込まれている。

 中井教授は「この本を片手に現地を歩いてみてほしい。きっと歴史に思いをはせることができるはず」と話している。A5判百六十三ページ。千六百円(税別)。

 (市川勘太郎)

 

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