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観音さま、69年ぶり帰省 大津・乗念寺

69年ぶりに戻った木造聖観音立像を拝む山岡さん=大津市京町2の乗念寺で

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 国の重要文化財に指定されている乗念寺(大津市京町二)の木造聖観音立像(しょうかんのんりゅうぞう)が、六十九年ぶりに寺へ一時里帰りした。二十六日には一般の参拝を受け付け、法要を開く。

 聖観音立像は平安時代中期(十〜十一世紀)の作で、高さ百五十七センチのヒノキの一木造り。木目を生かしつつ、衣服のひだなどを精細に彫り込み、足の爪の一本一本まで表現している。一九四八年に県の施設に預けられ、琵琶湖文化館(休館中)で保管していた。

 寺に戻るのは六十九年ぶり。住職の山岡一信(いっしん)さん(50)は「この寺で檀家(だんか)さんと一緒に拝むのが、長年の夢だった」と言う。檀家に協力を求め、盗難を防ぐために交代で見守る態勢を整え、一週間の里帰りが実現した。

 法要は午前十時からで、市歴史博物館の学芸員三人が乗念寺と大津の町寺をテーマにリレートークする。山岡さんは「皆さんの協力で実現できた。多くの方にお参りいただきたい」と話している。(問)同寺=077(524)2922

 (野瀬井寛)

 

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