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県監査委員、県に慎重判断求める 青年会館県有地、手続き改善指摘

無償提供された県有地に建つ県青年会館=大津市唐橋町で

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 県青年会館(大津市唐橋町)への県有地の無償提供問題で、県監査委員は十日、臨時で実施した監査の結果を公表した。無償提供を決める県の事務手続きに改善すべき点があると指摘し、今後は慎重な判断をするよう求めた。

 青年会館は、景勝地「瀬田の唐橋」に近い瀬田川の中州の県有地五千平方メートルに立地。旅館や貸し館事業などを営んでいるが、県は土地使用料の全額を免除している。監査では、無償提供の判断の妥当性について担当課から聞き取った。

 その結果、県有地の使用料は路線価などから年千七十万円相当と判断。会館の手掛ける宿泊事業など、収益事業の現状を把握しないまま県が無償提供を決めていたことも分かった。一方、無償提供自体は現行の基準にのっとって判断されたとして、違法性は認めなかった。

 県の担当課への意見では、今後は運営団体の収益事業の内容を精査し、該当の県有地が景勝地であることの価値も踏まえた上で、無償提供を認めるかどうかを慎重に判断するよう要請。減免基準の明確化も求めた。

 県監査委員事務局では、意見に対する速やかな改善策の提出を担当課に求める。県自然環境保全課の西谷泰彦参事は「監査委員の意見を真摯(しんし)に検討する」と述べた。

 監査は、八月に住民監査請求が起こされたことをきっかけに、監査委員が地方自治法に基づいて実施した。

 (角雄記)

 

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