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「新生美術館」新棟建築を取りやめ 再入札へ県が見直し案

 県立近代美術館(大津市瀬田南大萱町)をリニューアルする県の「新生美術館」整備事業の本体工事入札が不成立になった問題で、再入札に向けた整備計画の見直し案の概要が判明した。新棟の建築中止など一部工事を減らし、価格を抑える。開館は従来計画より三カ月遅い二〇二〇年六月を見込む。

 見直し案では、レストランなどが入る「情報交流棟」の新築や講堂の改修などを取りやめ、簡素な内装品に見直すなど、工費を縮減する。美術館や博物館の工事の施工実績などを求めた入札参加要件も緩和を検討し、参加できる業者を広げる。

 想定では、十一月に入札を公告し、来年二月に開札。落札業者が決まれば、県議会が契約承認議案を可決した後の同三月に着工、二〇年二月に完成を見込む。

 美術館の工事は県が五月に公告し、八月に開札。ゼネコンなどでつくる二つの共同企業体(JV)が応札したが、県が設定した落札予定価格(非公表)をどちらも上回った。

 県がゼネコンなどに聞き取りした結果、東京五輪・パラリンピックなどの影響による建設需給の逼迫(ひっぱく)や、美術館特有の特殊製品の使用などを理由に、民間の見積もりが県よりも高くなることが分かった。県議会が本体工事四十七億円の順守などを求めた決議案を可決したため、県は工事の一部取りやめを判断したとみられる。

 県新生美術館整備室の田村隆行主席参事は見直し案について「詳細は県議会の常任委員会で明らかにしたい」と述べた。

 (角雄記)

 

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