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山椒ソーセージ、全国区に 米原の伊吹ハム

山椒ソーセージ(手前右)などの商品を手にする卓宏さん=米原市上野で

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 食品会社「伊吹ハム」(米原市上野)の「山椒(さんしょう)ソーセージ」が、爆発的な人気を集めている。伊吹山の麓に工場を構えた十八年前から手掛ける商品は、地元産サンショウを生かしたピリリとした味わいが自慢。社を切り盛りする二代目の高木卓宏さん(37)は「本物の味が世間に認められた」と自信を深めている。

 山椒(さんしょう)ソーセージは、伊吹山麓で育ったサンショウが青く熟す前の、特定の時期に取れる白い実が原材料。舌の上に残る刺激と、鼻から抜ける香りが特徴だ。本社工場を建てて以来、ならではの商品として製造販売している。

 もともと人気商品ではあったが、“全国区”になったきっかけは、一月放送のバラエティー番組。芸能人がお勧めの食品を紹介する内容で、一位に輝いた。その直後からネット注文が殺到。月内に千本が売れた。

 生産が追い付かないほど注文が相次ぎ、二月には材料のサンショウが足りなくなった。新物のサンショウが手に入る六月まで生産中止にしたが、約三千六百本の「予約待ち」に。通常の注文を再開した七月以降も、月六百本超が売れるほどの人気が続く。

 今年六月以降の一年間は、昨年までの四千本の倍以上まで生産数を増やす見込み。山椒ソーセージをきっかけにリピーターになり、ベーコンやハムなど他商品を求める人も増えている。

 伊吹ハムの味は、父で社長の宏茂さん(67)が、出身地の岐阜県養老町の精肉店で学んだ。その店は後継者がおらず、独立後も調味料のバランスなど独特の味を守ってきたという。

 卓宏さんは「この機会を生かし、百年続く会社の基盤をつくりたい」と話し、現在は三人の従業員を増やすなど事業の拡大を視野に入れる。

 本社工場直売所は金、土日、祝日のみ営業している。ホームページは「伊吹ハム」で検索。

 (大橋貴史)

 

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