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佐和山城と彦根城、関係の深さ知って 開国記念館で企画展

佐和山城と彦根城についてまとめた図録=彦根市で

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 彦根市教委は、市内の開国記念館で開いている企画展の図録「佐和山御普請(おんふしん)、彦根御城廻(おしろまわり)御修復」を作成した。佐和山城と彦根城の最新の研究成果を、三巻構成で掲載している。

 二つの城には、これまで個別に解説本などが作られてきた。佐和山城は関ケ原の戦いで敗れた西軍の武将石田三成が居城とし、彦根城は井伊家が代々城主を務めた。城は、それぞれ一般的に豊臣方と徳川方に分けて考えられてきたが、関わりが深く、俯瞰(ふかん)的に捉え直してもらおうと初めてまとめることにした。

 執筆したのは学芸員四人。佐和山城を扱う第一巻では、本丸跡周辺で確認された瓦や石垣を写真を交え紹介。彦根城の築城から改造と修復までをテーマとする第二、三巻は、佐和山城の石垣を再利用していたことや、古式水道が見つかった玄宮園の発掘調査などを取り上げている。各巻末にはコラムも載せた。

 担当者は「佐和山城は彦根城と同程度に保存していかなければならない。図録を通じて広く伝えていきたい」と話す。

 A4判、百八ページ。八百円。千部を発刊し、開国記念館や市教委歴史民俗資料室で用意しているほか、市教委文化財課のホームページを通じて販売している。県内の図書館などにも贈る予定。(問)文化財課=0749(26)5833 

 (木造康博)

 

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