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朝鮮通信使資料「世界の記憶」登録へ 高月の芳洲会など実行委設立

 朝鮮通信使関連資料のユネスコ「世界の記憶」登録に向け、ゆかりがある長浜市高月町の「芳洲(ほうしゅう)会」などが、実行委員会を設立した。登録が見込まれる今年九月ごろに祝賀会を開き、事前のイベントも展開するなどして機運を盛り上げる。

 通信使は江戸時代、朝鮮王朝が日本に送った外交使節団。日韓両国の民間団体は、関連資料三百三十三点を世界の記憶に登録申請しており、うち三十六点が芳洲会が所蔵する「雨森芳洲関係資料」に当たる。

 芳洲は、同市高月町雨森出身と伝わる儒学者。通信使に二回随行し、「互いに欺かず、争わず、真実をもって交わる」との「誠信交隣」の精神で日朝友好に尽力した。

 実行委は、芳洲の顕彰に取り組む芳洲会が、地元住民や各種団体、市などに呼び掛けて結成。手始めに、成安造形大(大津市)の木村至宏名誉教授を招いた記念講演を十四日に高月まちづくりセンターで開くほか、八月には通信使をテーマにした高校生会議も計画している。

 実行委の会長に選ばれた芳洲会の北村又郎さん(83)は「芳洲の功績を市内外の人に知ってもらいたい。日韓関係はぎくしゃくしているが、両国の友好の歴史を見直す機会にもなれば」と話している。

 (渡辺大地)

 

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