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水処理機器をベトナムに納入 彦根の大洋産業

ホテルに設置された水処理装置=ベトナムで、大洋産業提供

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 プラント配管や水の浄化などを手掛ける大洋産業(彦根市芹川町)が、ベトナムで事業の拡大を図っている。国内市場の低迷が予想される中での事業展開で、将来は他の東南アジア諸国への進出も念頭に置く。

 二〇一三年一月に首都ハノイで現地法人を設立。工場やホテル、集合住宅向けをメインに、水処理機器を納入している。機器の部品は現地で調達。施工管理は、現地の機械加工メーカーに技術指導して任せている。

 一七年六月期の売上高は、国内が八億二千万円に対し、ベトナムの事業は二千万円の見込み。今月末には現地スタッフを現在の三人から五人に増強、営業力の強化を図る。

 ベトナムでは所得の増加に伴い、健康や安全への志向が高まっており、最大都市のホーチミンや中部の中心都市ダナンにも展開する考えだ。

 大洋産業は一九五一(昭和二十六)年に創立。当初は彦根の地場産業のバルブが主力だったが、七〇年代のオイルショックの影響で需要が低迷。その後、水処理装置の開発製造などに事業の軸足を移した。

 ただ、水処理装置もリーマン・ショック後は伸び悩む。海外展開は、人口減少により、今後の国内需要も厳しさが予想されるため。中国や東南アジアなどを見て回った中、急激な経済発展が落ち着き、安定的に成長していて、さらに同業者の進出が少ないベトナムに着目した。

 小田柿喜暢社長は「需要が期待できるベトナムを拠点に、インドネシアやカンボジア、ラオスなどにも進出し、東南アジアでの売上高を五年後に五億円まで引き上げたい」と話している。 

 (木造康博)

 

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