トップ > 滋賀 > 4月29日の記事一覧 > 記事

ここから本文

滋賀

日本遺産ダブル認定に祝賀ムード 甲賀忍者・信楽焼

タヌキの巨大モニュメントにたすきを掛ける市職員=甲賀市信楽町長野の信楽駅で

写真

 二十八日に文化庁が新たに認定した「日本遺産」のうち、県内では、甲賀市の忍者と信楽焼という地域を代表する風物がダブル認定された。市の職員が新庁舎に垂れ幕やのぼり旗を掲げるなどして、祝賀ムードが広がった。

 市役所水口新庁舎では、両遺産の認定を祝う垂れ幕に、祝賀ののぼり旗も二百本用意。忍者装束に身を包んだ市職員十人が、公共施設や道の駅などに順に設置した。信楽高原鉄道信楽駅前のタヌキのモニュメントにも祝賀のたすきを掛けた。

 水口町虫生野(むしょうの)の元高校教諭伴野敬一さん(68)は「これを機に小中学生の林間学校を広く受け入れては。市には、若い人に来てもらえる仕掛けをつくってほしい」と話した。

 信楽焼は、愛知県の瀬戸、常滑両市、福井県越前町などとともに「きっと恋する六古窯−日本生まれ日本育ちのやきもの産地」として認定。岩永裕貴市長は「町を歩くと、狭い道が張り巡らされた中で陶器が焼かれ、煙が上がっている。陶器には何一つ同じものがなく、出会いを大切にする文化が信楽には息づいている」と魅力を紹介した。

 二十九日〜五月七日に恒例の「駅前陶器市」を開く信楽駅前では、朗報に関係者の期待が高まる。企画に携わった信楽町長野の今井茂雄さん(68)は「連休中に多くの人が来て、若い作家の力で常に刷新を続けてきた信楽焼の歴史を広く知ってくれれば」と、テントに並んだ商品を指さしてほほえんだ。

忍者の衣装を着て祝賀ののぼり旗を設置する市職員=甲賀市役所水口新庁舎で

写真

 今回の日本遺産認定では、一五年度に認定された「琵琶湖とその水辺景観−祈りと暮らしの水遺産」に、浮御堂、建部大社(ともに大津市)、「朝日豊年太鼓踊および伊吹山麓の太鼓踊と奉納神社」(米原市)、「永源寺と奥永源寺の山村景観」(東近江市)の四カ所が追加された。

 県によると、琵琶湖やその流域にまつわる水の歴史や祭り、景観などが評価された。追加後の構成件数は二十九件。三日月大造知事は「十月から開催する『日本遺産 滋賀・びわ湖水の文化ぐるっと博』などで、忍者や信楽焼と併せて、これらの素材を生かしていきたい」と意気込んだ。

 (築山栄太郎、野瀬井寛、成田嵩憲)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索