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県産コナラを高級いすに 彦根・安藤製材所が発売

県産のコナラで作ったいす「SHIGA CHAIR」=彦根市出町で

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 彦根市出町の工務店「安藤製材所」は今月、県内産のコナラで作った高級いす「SHIGA CHAIR」を発売した。落葉広葉樹でドングリの木として知られるコナラは、これまで、薪にするぐらいにしか用途がなかった。貴重な天然資源を有効活用する取り組みだ。

 東近江市の永源寺森林組合が管理する鈴鹿山脈の森林で伐採したコナラを使う。近年は、ナラ類が一気に枯れてしまう「ナラ枯れ」が発生。被害を抑えるために、加工に適した樹齢百年前後の木も切っている。製品にするにはコストがかかりすぎるため、薪にするのが一般的という。

 一九五〇(昭和二十五)年創業の安藤製材所は、現在は住宅建設がメイン。もともと主力だった製材設備を生かし、二年前から公共施設向けの家具製造を手掛けている。今回の高級いすは、さらに、良質な材木を有効活用しようと発案した。

 いすは、ゆったりと座れるように肘掛けや背もたれを配置。カーブのラインを強調した丸みのあるデザインが特徴で手作り感を持たせた。座ったままいすを手前に引けるよう、座面裏にも引き手を付けるなど、細部に工夫を凝らしている。

 針葉樹に比べて強度がある広葉樹は、いすや机といった家具への加工に適している。しかし、国内で流通している家具の多くは外国産木材が使われているのが現状だ。安藤哲也社長(48)は「滋賀の木材も十分市場に通用する品質がある。国産材の魅力を広めるきっかけになれば」と先を見据える。

 販売価格は税抜き七万九千円。受注生産のため納品まで二カ月ほどかかる。(問)安藤製材所=0749(28)2225

 (山村俊輔)

 

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