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狩猟解禁日、今年は2週間早まる

ニホンジカに地面の新芽を食い荒らされた森林=滋賀、三重県境の鈴鹿山脈で(県自然環境保全課提供)

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 県内のニホンジカとイノシシの狩猟解禁日が、今年から二週間早まり、十一月一日となった。食害を少しでも抑えようと、県が捕獲数の増加を狙って初めて期間を延長した。今後、猟友会を中心にハンターらに周知を図っていく。

 二〇一五年度の県内のシカ生息数は推定七万一千百頭。環境省が望ましいとする生息数八千頭の九倍近くに当たる。一四年度の農作物を含めた農林業被害面積は二百九十五ヘクタール、被害額は約五千万円。森林の下草も食べるため、生態系への悪影響も指摘されている。

 イノシシの推定生息数は算出されていないが、個体数は横ばい傾向という。農作物被害は減少傾向だが、一五年度の被害面積は百十七ヘクタール、被害額は約八千四百万円といずれも鳥獣害の中で最悪。主に森林や耕作放棄地に生息し、県内のほぼ全域に広がっている。

 このような状況から県は、食害を抑える取り組みの一つとして、狩猟期間の延長を検討。一六年度まで十一月十五日〜翌年三月十五日と定めていたシカとイノシシの狩猟期間について、開始時期を二週間、前倒しすることにした。

 三月には、一七年度から五年間の新たな「特定鳥獣管理計画」をシカ、イノシシそれぞれで作り、シカは二一年度までに計八万二千頭の捕獲目標を設定。イノシシは農業被害の面積と金額を、一六年度より30%減らすことを掲げた。

 県は、ハンターだけでなく、山歩きする人たちにも狩猟期間の前倒しを周知する意向。県自然環境保全課鳥獣対策室の担当者は「安全確保という点で県ホームページやチラシ配布を通して広報していきたい」と話している。

 (成田嵩憲)

 

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