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近江ゆかりの文化人知って 評伝や随想まとめ出版

著書「近江の埋もれ人」を手にする角さん=彦根市で

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 彦根市大藪町の滋賀作家クラブ会員角省三さん(81)が、近江ゆかりの文化人らの評伝や随想をまとめた「近江の埋もれ人」を、サンライズ出版(同市)から出版した。角さんは「顕彰のために石碑ではなく、代わりに紙碑を建てたい」と話している。

◆彦根の角さん

 一九九九年から二〇一六年にかけて、同人誌や地元新聞に発表した三十八篇を五章にまとめた。いずれも故人で彦根市長を務めた井伊直愛(なおよし)さん(一九一〇〜九三年)の妻文子さんや、幕末の彦根藩主井伊直弼の墓を守り続けた遠城謙道(おんじょうけんどう)のほか、実業家の白洲次郎、森村誠一さんら作家についても取り上げている。

 第三章では、直弼の開国論を支えた藩校教授中川禄郎、松尾芭蕉の弟子で僧侶の河野李由(りゆう)、洋画家の野口謙蔵の三人にスポットを当てた。当時の記録を調べたり、実際に関係者に取材したりして、伊能忠敬の測量隊が彦根市薩摩町の善照寺に宿泊していたことや、河野が住職をしていた同市平田町の明照寺に芭蕉が句を残していたことを紹介している。

 角さんは「足を使って書いてきた。今後も郷土の人物や文化遺産の探訪を続けたい」と力を込める。

 B6判、四百ページ。千九百円。県内を中心に、全国の主な書店で発売している。(問)サンライズ出版=0749(22)0627

 (木造康博)

 

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