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春番茶をペットボトルでPR 奥永源寺「政所茶」

政所茶のペットボトル飲料開発に協力した山形さん=東近江市政所町で

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 東近江市の奥永源寺地区特産の「政所(まんどころ)茶」がペットボトル飲料になった。これまで大部分が捨てられていた春番茶を有効活用し、知名度アップにつなげるのが狙いだ。

 「政所平番茶」の名でJAグリーン近江(同市)が販売する。開発には、政所茶の振興に取り組む市地域おこし協力隊の山形蓮さん(30)が協力した。

 山形さんによると、煎茶に使う新芽以外の葉で入れる番茶は地域の特色が出やすい。奥永源寺では、厳しい冬を越して成熟した硬めの葉を春先に刈り取り、木おけで三十分蒸して乾燥させる。独特の渋味が特徴で、焙煎(ばいせん)する京番茶などに比べて色は明るく、くせのない味わい。

 日常的に急須で入れている地元住民にも、違和感が少ない味にこだわったという山形さん。試作品は住民にも飲んでもらい、意見をまとめた。「気軽に飲めるペットボトルは飲みやすさも重要。政所茶らしさとの共存が難しかった」と話す。

 地域の未利用資源を生かした意欲作でもある。手間がかかり、生産量が少ない政所茶はコストの問題から、ほとんどが自家消費か個人で小規模販売をしている。刈ったまま畑に捨てられている葉も多いといい、山形さんは解決策を探していた。初回生産分は、十六軒から集めた四百五十キロが二万二千本の飲料になった。

 ラベルには茶畑の写真と、政所茶の歴史や製法を詳述した。「お茶をあまり飲まない人にもアピールできるはず。上質な煎茶も飲んでもらえるようになれば」と期待する。

 五百ミリリットル入り、通常価格は百三十円(税込み)。三十一日に市内の道の駅「奥永源寺渓流の里」で発売、午前九時半〜午後二時半に無料の試飲会を開く。四月三日からグリーン近江の直売所や支店でも販売する。

 (小原健太)

 

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