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再稼働に慎重、強調 知事が大飯原発視察

緊急時対策所の建設現場を視察する三日月知事(手前)=福井県おおい町の関西電力大飯原発で

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 三日月大造知事は二十日、福井県おおい町の関西電力大飯原発を視察し「実効性ある多重防護体制の構築は道半ば。使用済み核燃料の管理の仕方も検討過程にある中では、まだ再稼働を容認できる環境にない」と再稼働に慎重な姿勢を強調した。同原発3、4号機は、二月に原子力規制委が審査書案を了承し、新規制基準に事実上合格している。

 視察は、滋賀県の原子力防災計画を見直すことが目的。同発電所の岡本克也副所長らの案内で、二〇一八年度内に完成予定の緊急時対策所の建設現場や、1、2号機の中央制御室横に設置されている3、4号機用緊急時対策所、ポンプ車などの資機材を視察した。

 大飯原発の三十キロ圏の緊急時防護措置準備区域(UPZ)には、高島市の三百九世帯五百七十一人が居住する(一六年一月現在)。県は高島市を交え、関西電力と原子力安全協定を締結しているが、再稼働への同意権は盛り込まれていない。

 知事は協定の在り方についても「場所や事業者ごとに異なるものであってはならない」と、立地自治体並みの内容を求めて、国に法的な裏付けを促す考えを示した。

 (山谷柾裕)

 

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