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「びわ湖音楽祭」開催 周航の歌、誕生100周年

琵琶湖周航の歌への思いを語る加藤さん(左から2人目)=10日、県庁で

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 「琵琶湖周航の歌」誕生百周年を記念して、経済界や県人会、京都大関係者などでつくる百周年記念事業実行委員会は六月三十日、大津市打出浜のびわ湖ホールで、曲のカバーで有名な歌手加藤登紀子さんがプロデュースする「びわ湖音楽祭」を開催する。前知事で実行委の嘉田由紀子代表や加藤さんらが県庁で会見し、周航の歌に対する思いや音楽祭への意気込みを語った。

 「われは湖(うみ)の子〜」で有名な曲は一九一七(大正六)年六月に完成。旧制第三高校(現京都大)ボート部が、当時流行していた「ひつじぐさ」の旋律に乗せて歌ったのが始まりという。音楽祭には、加藤さんや音楽デュオ「〜Lefa〜(リーファ)」、児童合唱団、中高吹奏楽部や高校の軽音楽部、京都大グリークラブなどが登場。琵琶湖周航の歌をはじめ琵琶湖に関連した曲を披露する。ゲストとして、元「THE BOOM」のボーカル宮沢和史さんやゴスペラーズも登場。最後は出演者全員で周航の歌を歌う。

 会見で嘉田代表は「この歌を次の世代に引き継いでいく責任がある」と語り、加藤さんは「一曲歌うだけでたくさんの言葉を交わしたような気持ちになり、遠い祖先とも未来ともつながれる偉大な歌。若い人が引き継いで何十年も続くようなコンサートにしたい」と話した。

 音楽祭に先駆けて、六月二十四〜二十七日に京都大ボート部OBが歌に歌い込まれた地域や歌碑をボートで巡る「なぞり周航」を実施。水上スポーツの愛好家や漁師らによる「住民参加のなぞり周航」が伴走する。

 音楽祭は午後六時開演。入場料はS席六千円、A席五千円、学生千円。音楽祭の問い合わせは事務局(小坂育子さん)=090(1241)7160=へ。

 (堀尾法道)

◆歌碑巡り由来学ぶ

 県内六カ所に立つ「琵琶湖周航の歌」の歌碑を巡るバスツアーが二十日あり、二十二人が参加した。道中では記念コンサートも同時開催され、一行は琵琶湖の景色と歌の世界を楽しんだ。

琵琶湖周航の歌の歌碑の前で説明を聞く人たち=高島市今津町今津の今津港で

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 アートと観光を結び付けることを目的に県が主催する「美の滋賀探訪バスツアー」の一環で、大津市を出発し今津港(高島市)、竹生島(長浜市)、長命寺(近江八幡市)などの歌碑を順に訪問。元琵琶湖文化館学芸員の井上ひろ美さんが解説員として同行した。

 今津港に近い琵琶湖周航の歌資料館では、音楽デュオ「〜Lefa〜」のコンサートもあり、一行も立ち寄った。同館職員の根来寛子さん(47)が歌詞の由来や意味を解説し、全員で「琵琶湖周航の歌」を六番まで通して歌った。

 参加した守山市の無職山下龍司さん(65)は「歌碑があることもこれまで知らなかった。訪問して、百年前にボートに乗って作詞した学生の心境を想像できました」と話した。

 (野瀬井寛)

 

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