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「篠原糯」大福を名物に 野洲の住民ら開発

復活した篠原糯で作った大福餅を手にする製造・販売担当の南さん=野洲市大篠原で

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 野洲市大篠原の住民有志が、在来種のもち米「篠原糯(もち)」で作った大福餅を開発した。大篠原は古くからの篠原糯の産地で、「鏡餅の発祥地」とも言われている。関係者は、まず地元住民に味わってもらおうと、十九日の自治会館竣工(しゅんこう)式の記念品としてお披露目し、四月一日には全世帯二百戸ほどに配る。

 開発したのは農家や自治会、行政などで組織した「篠原もち復活プロジェクトチーム」。篠原糯の栽培は室町時代に始まったとされ、昭和初期に途絶えたが、地元の農家が農水省の種子保管施設で保存されていた種子を譲り受け、十七年前に復活させた。住民有志が昨年一月、「篠原糯を生かした加工品で町おこしを」とプロジェクトを開始した。

 「篠原糯は粘りが強いが、もちがすぐに硬くなる難点があり苦労した」とチームの製造・販売担当の南桂子さん(37)。つきあげたもちをいったん冷凍して蒸すなど試行錯誤しながら、商品化にこぎつけた。

 大福餅は「近江 篠原もち」と名付け、ブルーベリー入りも含め一パック(三個入り)三百五十円。保存料は使っていない。南さんは「硬さは少し気になるが、味には自信がある。地域の名産になり六百年の歴史を刻む篠原糯が継承できれば」と意気込む。

 商品は、四月一日以降、南農園直売所(野洲市大篠原)で予約販売する。(問)直売所=077(587)1305

 (前嶋英則)

 

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