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琵琶湖若狭湾鉄道計画、住民の会解散 福井で総会

運動の方針転換を説明する松崎・小浜市長(右)の話を聞く住民の会役員ら=福井県若狭町で

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 琵琶湖若狭湾快速鉄道計画の建設中止を受け、福井県小浜、若狭両市町の住民の会は十五日、若狭町内で総会を開き、行政の方針に従う形でグループを解散した。年内に結論が出るとされる八十億円余りの建設基金の使途が今後の焦点となる。

 総会に先立って、建設中止を打ち出した小浜市の松崎晃治市長と若狭町の森下裕町長が、会の役員ら約三十人に経緯を説明。北陸新幹線小浜−京都ルートの早期実現に運動方針を転換することを強調した。

 住民の会から異論は出なかった。福井県側と一緒に運動を進めてきた元今津町長の山口武さん(85)も出席。総会終了後、取材に応じ「新幹線は庶民の足にならない。ただ、滋賀県側は(嶺南六市町や福井県と違って)基金積み立てをしてこなかった。中止の考えに従う。こちらの会も解散となるだろう」と話した。

 基金の使い道について、小浜市の住民の会会長を務めた山口貞夫さん(82)は「各市町の分捕り合戦になって残金が雲散霧消してはいけない。滋賀県との交通インフラの整備に向けて手を打つことはたくさんある」と注文を付ける。

 若狭町住民の会の会長だった西野徳三さん(71)も高島市につながる国道303号のバイパス化を要望。「今冬の雪で通行止めになるような国道では、原発事故の避難道としての役割は果たさない」と現状を嘆いた。

 快速鉄道の基金残高(利息を除いた二〇一五年末現在)は小浜市十三億八千二百万円、若狭町七億九千八百万円、おおい町二億五千四百万円、敦賀市、美浜町、高浜町二億五百万円、福井県五十億一千九百万円。

 (池上浩幸)

 

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