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ホンモロコ、産卵期間は禁漁 伊庭内湖周辺など、一般遊漁者も

漁獲量が低迷している琵琶湖固有種のホンモロコ(県水産課提供)

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 激減した琵琶湖固有種・ホンモロコの漁獲量増を目指し、有識者や漁業者らでつくる県内水面漁場管理委員会は、産卵期間の四〜五月、主な産卵場の伊庭内湖(東近江市)や西の湖(近江八幡市)の周辺河川での釣りや漁を禁止する。漁業者だけでなく一般の遊漁者も初めて規制対象になった。

 ホンモロコはコイ科の淡水魚。上品な肉質で臭みが少なく、特に春先に採れる子持ちのホンモロコは人気が高い。平成の初めごろまで年間二百トン前後が漁獲されたが、近年は激減。二〇一五年は十六トンになった。

 ホンモロコの四〜五割が伊庭内湖や西の湖の周辺河川で産卵するとされるため、産卵期間に合わせ、漁業者らによる琵琶湖海区漁業調整委員会は一二〜一五年に伊庭内湖でのホンモロコ漁を規制。一六年からは琵琶湖全域で自主規制している。

 今回、一般の遊漁者を規制対象に含めたのは、近年、主な産卵場一帯で産卵を控えた親魚を狙った投網やたも網すくいによる採捕量が増えているため。県は、主な産卵場を規制すれば、ホンモロコの生息量が10〜20%増えると試算する。

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 今回禁止する区域は、伊庭内湖に流入する東近江市伊庭町の瓜生(うりゅう)川の目崎橋−天尾橋間、同市躰光寺(たいこうじ)町の躰光寺川の躰光寺橋−大橋間、西の湖に流入する近江八幡市安土町香庄の山本川の西沢橋−松原橋間の計三カ所。

 ホンモロコ以外の魚の捕獲であっても、卵が踏みつぶされるといった悪影響が懸念されるため、全ての水産生物が対象となる。禁止が決まっているのは今年のみだが、県内水面漁場管理委員会は来年以降も保護の効果を確認しながら、規制内容を検討する。

 (成田嵩憲)

 

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