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新人漁師2人が第一歩 県の育成支援

北村さん(右)に刺し網の扱い方を説明する内池さん=大津市真野で

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 県は本年度から、琵琶湖の漁師の育成支援を進めている。漁師志望者を対象にした相談・受け入れ窓口を昨春に設置し、現役漁師を「親方」として紹介する。漁師の担い手を増やし、後継者不足解消の一助にしたい考えだ。大津市で十日、第一期の現場体験研修が始まり、二十代と五十代の男性二人が漁師への一歩を踏み出した。

 県によると、琵琶湖で漁師になるには、志望者が個人的に、弟子を受け入れる漁師を探さなければならなかった。受け入れ側も不慣れな未経験者に教えるのは負担が大きく、ちゅうちょする面があったという。

 そこで県は、昨年四月、窓口として「しがの漁業技術研修センター」を設置。漁師になりたい人に、親方となる受け入れ先の漁師と体験研修をあっせんし、漁師には委託料を支払う仕組みをつくった。

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 県立大大学院二年の駒井健也(たつや)さん(24)と京都市伏見区の会社員北村徹さん(52)が十日、大津市本堅田二の堅田漁協で座学研修を受けた後、それぞれの親方と第一期の現場体験研修の日程を決めた。

 駒井さんは「貝引き網漁を体験したい。大学院卒業後は琵琶湖に関連した仕事に就きたい」と意欲を語った。北村さんは、漁師の内池清孝さん(65)=同市真野五=の指導で刺し網漁を体験する。「早く釣りとは異なる漁師の現場を体験したい」と話し、座学研修後に真野漁港で刺し網の扱い方を学んだ。

 県内の漁業就業者数は、一九六八年は三千人ほどいたが、その後減少し、二〇一三年は七百人弱となった。現役漁師の七割以上が六十歳を超えており、県は事業を継続し、二〇年度までに十人の新規就業者輩出を目指している。

 (成田嵩憲)

 

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