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熱い訴え、駅前VS城 あす投開票

2017年4月22日 紙面から

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 駆けた、こいだ、訴えた−。二十三日投開票の名古屋市長選で、現職の河村たかしさん(68)と前副市長の岩城正光(まさてる)さん(62)の有力二候補は、数多くの市民と握手を交わし、声をからした。二週間の選挙戦を振り返ると、河村さんは観光名所、岩城さんは駅前での活動が目立ち、個性や戦略の違いが見えてきた。

 名古屋城天守閣の木造復元の是非が「分かりやすい争点」と力む河村さん。夏日でも雨降りでも連日、お城の正門前に立つことにこだわった。市長選の選挙権がない国内外の観光客が多いが「報道で取り上げてもらい、市民にアピールせんといかん」と意に介さない。

 土日は買い物客らで混雑する名駅、栄、大須を中心に、平日は郊外へ。豊臣秀吉ゆかりの豊国神社前(中村区)や、織田信長と今川義元の合戦で知られる桶狭間(緑区)に出向いたのは、歴史文化観光に力を入れようという姿勢の表れだ。

 「元祖」をうたう自転車街宣の走行距離は、前回の三分の一ほどで約四十キロ。陣営幹部は「市長としての公務があり、動きにくかった」と説明。計八十カ所で街頭演説をこなし、みなぎる気力、体力を見せつけた。

 知名度アップが課題だった岩城さんは、人通りの多い街角でマイクを握る活動に時間を割いた。二十一日までに、計画した街頭演説が四十八回、選挙カーで移動しながらゲリラ的にマイクを握る「つじ立ち」も三十回あり、街頭演説は計約八十回。朝の活動を駅前でスタートさせるのが日課で、全体的にも駅前での演説が四割超と最多。通勤や通学客への浸透を狙った。栄など繁華街の大型交差点も多く、人出の多い週末は積極的に繰り出した。

 自宅の前や、古巣の市役所前でそれぞれ一回ずつ立ち、支持を訴えたことも。

 演説の合間には、若者や子育てママとのミニ集会にも精力的に顔を出し、陣営幹部は「膝詰めで話した人には、岩城さんのよさが必ず伝わっているはず」と自信をみせた。

 (市長選取材班)

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