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だから私は支える

2017年4月21日 紙面から

 名古屋市長選は、二十三日の投開票まであと二日。事実上の一騎打ち、現職の河村たかしさん(68)と前副市長の岩城正光(まさてる)さん(62)の二人には、ぴたりと寄り添い、支える人がいる。「この人に市長になってほしい」。それぞれの思いを抱き、候補者に託す。

◆河村陣営・大学生 若者の思い、橋渡し役に

 河村さん陣営を手伝う中京大総合政策学部三年の仲井達哉さん(20)は、街頭で選挙ビラを配り、演説する候補の隣でのぼり旗を掲げる。

 陣営の最年少スタッフ。授業やアルバイトの合間に駆け付ける。「選挙に関心のない若い世代に訴えかけたい」。中高年スタッフばかりの中、初々しい笑顔がひときわ目立つ。

 子どものころから政治に関心があった。高校一年で、河村さんが主宰する政治塾に参加。名古屋弁こってりの弁術や市長給与削減などの政治姿勢、独特の発想力にひかれた。

 自身も政治家志望。名古屋市議を目指そうという思いもある。今は選挙運動の基本や、市民に訴える効果的な戦術を学びながら、河村さんを後押しする。「名古屋がどんな街になればいいのか、若者たちの思いを河村さんに伝える『橋渡し役』になれれば」

◆岩城陣営・元教諭 弱者のため動いてくれる

 岩城さん陣営の中西ふじよさん(57)は候補の背中をぐっと押し、街頭演説に送り出す。直前のイベントで握手を交わした大人や子どもたちの顔を思い出し、大勢に声を届けてほしいと願って「さあ、もらったパワーを返しましょう」。

 元中学教諭。生徒の精神的ケアや、障害のある子の支援を経験した。今は愛知県豊田市で、障害者の就労支援の会社を経営する。

 知人から紹介された岩城さんに、同市から名古屋に電車通勤する障害者の女性の話をした。乗り換えにIC乗車券が二枚必要で、金銭的負担も大きい。すると「一枚にして、安く通えるようにできないかな」と親身に考えてくれた。

 子育てママや障害者など、誰と話すときでも思いをくみ取ろうと、目を見つめて聞く姿勢に「市長になったら弱い人のために動いてくれる」と確信した。街頭で、誰よりも声を張り上げる。「支える仲間たちの思いを伝えたい」

 (市長選取材班)

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