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河村市長、維新と距離 小池都知事に接近

2017年3月2日 紙面から

 名古屋市の河村たかし市長が、連携を続けてきた日本維新の会と距離を置き始め、東京都の小池百合子知事への接近を強めている。河村氏はこれまで東京、大阪、名古屋の政治勢力の結集を訴えてきたが、日本維新と小池知事側には夏の都議選などを巡る「第三極争い」があり、連携は一筋縄にはいかない事情も。四月の市長選で、注目度抜群の小池知事に応援を求めたい河村氏は、東京との連携を優先させる考えだ。

 関係者によると、河村氏側は今月十七日の政治資金パーティーで、維新代表の松井一郎・大阪府知事を招待する方針だったが、二月下旬に取りやめを連絡した。

 河村氏が代表を務める減税日本と維新は、昨年夏の参院選の愛知選挙区で新人候補を共同で公認。今年一月の減税日本の政治塾にも、今井豊副代表を講師に招いている。

 河村氏はこれまで「東京、大阪を含めた政治勢力を結集したい」と繰り返し、両者の橋渡しに意欲的だった。だが、関係者によると、六月の都議選で維新も候補を擁立する方針となり、小池知事側とあつれきが出ているという。

 河村氏は、小池知事に市長選での応援を要請する方針。しかし、報道陣に一日、維新側への応援要請を問われると「ちょっと、待ってちょう」と言葉を濁した。

 一方、松井知事は同日、「名古屋は河村人気がすごいから、頑張ってもらえたら良い。私に頼まなくて大丈夫でしょ」と語った。

 市長選には、前副市長で弁護士の岩城正光(まさてる)氏(62)も立候補を表明している。(安田功、豊田直也)

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