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河村氏、3期目出馬表明 「粉骨砕身ご奉公する」

2017年2月22日 紙面から

 名古屋市の河村たかし市長(68)は二十二日に開会した市議会二月定例会の本会議冒頭「引き続き市民の皆さんのために、粉骨砕身ご奉公させていただきたい」と述べ、四月の市長選に三期目を目指して出馬することを正式に表明した。

 一方、すでに立候補表明している前副市長で弁護士の岩城正光(まさてる)氏(62)もこの日、街頭演説に立ち、河村市政の刷新を訴えた。

 河村氏は、子どものための教育、福祉施策の充実を第一に挙げ「子どもや親御さんの不幸が大変多く繰り返されている。日本一子どもを応援する街を目指す」と強調。東京や大阪に引けを取らない街づくりや、減税政策の継続にも意欲を見せた。昨年四月、市議報酬の年八百万円への半減が覆されたことを念頭に「議会改革にも不断に取り組んでいきたい」と述べた。

 選挙戦では、市議報酬の在り方など議会改革を主要政策の一つに掲げるとみられる。市議会で三たび継続審査となっている名古屋城天守閣の木造復元構想も、この定例会で認められなければ、市長選で訴える構えだ。

 河村氏は衆院議員を五期目で辞職し、二〇〇九年の市長選で初当選。自ら辞職して臨んだ一一年の出直し市長選を含め、四度目の市長選となる。

 一方、岩城氏はこの日朝、千種区のバスターミナル前の街頭演説で「5%一律減税は、金持ちにお金を返しているだけ」と現市政を批判。減税廃止による小学校給食無料化の実現などを訴え、「市民のための名古屋を取り戻し、共に新しい名古屋をつくりましょう」と呼び掛けた。

 市長選は四月九日告示、二十三日投開票。市議会二月定例会では市長選を控え、河村氏の主要公約の一つ、市民税5%減税や、名古屋城天守閣の木造復元を巡る激しい論戦が予想される。

◆「コメントはない」 愛知・大村知事

 河村市長の出馬表明を受け、大村秀章・愛知県知事は、本紙の取材に「出馬について(本人から)何も聞いていないので、コメントはない」と答えた。ともに衆院議員から転じ、前回市長選では一緒に街宣した盟友だが、「愛知、名古屋の合体」と共同公約に掲げた「中京都構想」が頓挫して以降、擦れ違いが多く、今回は距離を置く可能性もある。

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