静岡

自民・岩井さん再選

2016年7月11日

◆「静岡のため明日から汗」

再選を果たし支持者と握手する岩井茂樹さん=10日午後8時51分、静岡市駿河区で

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 与党が改選過半数に達する大勝利を収めた参院選。二人区では自民党と民進党が議席を分け合う形が目立ち、静岡選挙区(改選数二)でも、自民現職と民主新人が早々に当選を確実にした。改憲を目指す勢力は衆院と同じく三分の二を超え、「憲法改正」の議論が本格化する。選挙権年齢の引き下げにより、静岡県内の投票所でも十代の姿が見られた。

 投票を締め切った直後の午後八時。ニュースで自民党現職岩井茂樹さん(48)の当確が伝えられると、静岡市駿河区の事務所で朗報を待つ支援者から「おー」という歓声と拍手が湧き起こった。

 七分後、事務所に到着した岩井さんは目を潤ませ、拍手で迎えた支援者とがっちり両手で握手を交わした。壇上に上がると、手の甲で目元をぬぐって万歳三唱。「精神的にも厳しい選挙だった。男ですが少々涙が出てしまいました。すみません。明日からすぐにでも、この国のために、静岡のために汗をかきます」と深々と頭を下げた。

 選挙期間中は県内各地をくまなく回る地道な活動を展開。自民党の各支部を足掛かりに地方議員や国会議員の後押しを受け、浜松市北端の天竜区水窪町から伊豆半島南端の南伊豆町まで遊説した。推薦を受けた公明党とも連動。集会は開かず、既存の支援者以外に支持を広げる機会は限られたが、地盤固めを徹底した。

 遊説では、復興政務官を務めた現職の強みを前面に出した。静岡県の防災に役立てると強調し「二十年、三十年先を考え、新しい国の姿を語る」と訴えた。

 静岡選挙区は自民と旧民主で二議席を分け合う構図が定着。当選を楽観視する緩みとの戦いでもあった。トップ当選を果たし、選対委員長を務めた党県連会長の塩谷立衆院議員は「安倍政権の政策の是非を問う選挙だった。何としても勝ち上がらなくてはならなかった」と支援者に感謝した。

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