静岡

県内の10代 投票に緊張や期待

2016年7月11日

◆「自分の一票で国が変わる」

有権者として初めて投票所に入る18歳の男性=10日、浜松市中区で

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 今回の参院選から十八、十九歳も投票できるようになった。新たな有権者たちは初の選挙に、何を考え、どう動いたか。

 春に高校を卒業し、医学部への進学を目指す浜松市中区の漆田健さん(18)。受験勉強の合間に聞くラジオに出演する政治家や評論家の話が面白く、政治への関心が高まっていたという。楽しみにしていた投票を終えて「事前にネットで投票所に持って行く物を調べた。少し緊張したけどスムーズにできた」。候補者の人柄や政党を重視したが「政治資金など税金の使い方をもっときちんとしてほしい」と訴えた。

 「積極的に同性婚の導入を進めている」政党や候補者を選んだのは、静岡文化芸術大二年、宮本梨世(りせ)さん(19)。三日に地元の三島市に戻り期日前投票を済ませた。「私たちが投票に行かないと、高齢者のための政策ばかりになってしまう」

 専門学校二年、河嶋花菜さん(19)は「家族全員が投票に行っているので、私も当たり前という感覚。自分の一票で国が変わるのを想像すると面白い」と語る。

 インターネット上で「消費税増税」「憲法改正」など政策への賛否を選ぶと、その考えに近い政党が表示されるホームページを参考に一票を投じた。「ニュースだけでは判断が難しく、分かりやすい言葉で説明しているネットは重要」と主張した。

 一方で、「今は勉強で大変」と棄権を選択した予備校生の二ツ橋孟憲さん(19)。勉強していた市中央図書館で「政治に興味がある友達以外は、選挙に行かないみたい。誰が出ているか知らないし、政策を比べている時間もない」と忙しそうに話した。

 中区在住の大学二年、幸田未来さん(19)は「投票するつもりでいたが、住民票を九州の地元から移していなかった。手続きが煩雑で、講義やアルバイトに追われるうちに時間がなくなった」と残念がる。

 高校三年生からはこんな声も。選挙権のない浜松学芸高校三年、八木佑月さん(17)は「同級生が期日前投票に行ったと聞き、大変そうだったけどうらやましかった」。新聞記事を読んで、同級生と候補者について語り合ったといい、「私も早く投票したい」と先を見据えていた。

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