静岡

静岡は岩井氏、平山氏

2016年7月11日

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 第二十四回参院選は十日投開票が行われ、安倍晋三首相が総裁を務める自民党と公明党の与党、改憲に前向きなおおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の改憲四党と同調する無所属議員ら改憲勢力が非改選を含め改憲の発議に必要な三分の二以上(百六十二議席)の議席を獲得した。

 参院選静岡選挙区(改選数二)は、自民党現職の岩井茂樹氏が再選、民進党新人の平山佐知子氏が初当選を果たした。共産党新人の鈴木千佳氏、無所属新人の大嶽(おおだけ)創太郎氏、諸派新人の江頭俊満氏は及ばなかった。投票率は55・76%で前回を4・67ポイント上回ったが、県選管によると過去四番目の低さ。

 目標通りトップ当選を果たした岩井氏は現職の実績とアベノミクスの推進や自公政権による政治の安定を訴え、基礎票を固めた。県内主要団体から推薦を受け、徹底した組織戦を展開。公明党の支援も受け、万全な態勢で選挙戦を勝ち抜いた。自民県連は来夏の知事選の試金石として総力戦で臨み、目標の七十万票は確保したが、民進新人の平山氏に迫られる不本意な結果となった。

 平山氏はフリーアナウンサーとしての高い知名度と親しみやすさを前面に打ち出し、新人ながら順調な戦いを繰り広げ、民進の政党支持率が低迷しているにもかかわらず、岩井氏に肉薄した。平山氏は民進支持層のほとんどを固め、支持政党がない層にも浸透。生活者目線を強調し、安倍晋三首相の政権運営とアベノミクスを批判して反自民層の受け皿となり、前回より二十万以上も票を増やした。

 鈴木氏は中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働反対や憲法改正反対、安全保障関連法の廃止を主張。共産支持層のほとんどを固めたが、共産支持層以外に支持が広がらなかった。

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