静岡

65%が関心ある 本紙世論調査

2016年7月6日

 十日の投開票まで残り四日となった参院選。静岡選挙区では現職一人と新人四人が二議席を争っている。中日新聞が二〜四日に実施した世論調査を基に、有権者の選挙への意識と票の行方を分析した。

◆関心

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 参院選には65・6%の人が「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた。関心がある人のうち、投票先をまだ決めていないと答えた人は、選挙区、比例代表ともに三割程度に上った。

 支持政党別にみると、「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた人の割合は自民、民進、共産で六割台となった。公明は八割台だった。一方で、「支持政党なし」「分からない・無回答」も六割を超えた。

 関心がある人を性別でみると、男性が71・7%だったのに対し、女性は59・8%と、男性が10ポイント以上高かった。

 年代別では、二十〜四十代は五割台だったが、五十代以上はいずれも七割を超え、中高年層の関心の高さをうかがわせた。

◆投票先

 選挙区で投票先を「決めている」「だいたい決めている」とした人のうち、四割近くが岩井さん、三割余が平山さんに投票すると答えた。鈴木さん、大嶽さん、江頭さんの三人を投票先に挙げた有権者はそれぞれ一割に満たなかった。現職の岩井さんが堅調に支持を固め、元アナウンサーで知名度の高い平山さんが追い上げている状況がうかがえる。

 投票先を「まだ決めていない」「分からない・無回答」とした人の二割も岩井さんに投票すると回答。平山さんに投票するとした人も一割を超えた。ただ、半数以上は「分からない・無回答」だった。

◆支持政党

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 県内有権者の支持政党は、与野党で明暗が分かれた。全世代で最多の支持を集めた自民は40・0%を確保。二〇一四年十二月に県内全域を調査した衆院選序盤情勢から3・6ポイント増えた。自民と連立与党を組む公明も支持を広げ、衆院選から1・6ポイント増の5・2%だった。

 一方、最大野党の民進は19・1%で、前身の民主、維新を合わせた衆院選の支持率から4・1ポイント減。三十代から36・2%と支持が堅いが、他の世代は伸び悩んだ。共産も衆院選から1・4ポイント減らし、2・7%だった。

 ただ、憲法改正や安保法制で与野党対決の構図が深まる中、参院選では自民への投票をためらう人が目立つ。支持政党と比例の投票先をみると、自民支持者のうち比例の投票先で自民を選んだのは六割にとどまり、三割余が「分からない・無回答」とした。

 自民以外では、公明、民進、共産が大半の支持層の比例票を固めたが、おおさか維新は五割にとどまっている。

◆政治とカネ

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 回答者を職業別にみると、主婦の46・9%が「大いに参考にする」、32・9%が「ある程度参考にする」と答えた。大いに参考にする人の割合は民間企業の会社員より22ポイントも高く、日常的に家計のやりくりをする主婦は政治家の金銭感覚を注視する人が多いとうかがえる。

 支持政党別では、参考にする人は民進党支持層で78・9%、共産党支持層では84・9%に上った。今年に入り前経済再生担当相の甘利明氏、自民党が推薦した前東京都知事の舛添要一氏が相次いで辞任した影響か、自民党支持層でも67・1%が参考にすると答えた。

 年代別では、「大いに参考にする」とした人は三十代が最も高く、51・2%と過半数に達した。次いで七十歳以上の38・7%だった。逆に「まったく参考にしない」は二十代が最も高く、20・9%だった。

◆憲法改正

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 憲法改正を、「大いに」「ある程度」参考にすると答えたのは、自民党支持層69・2%、公明党支持層74・4%、おおさか維新支持層63・1%。一方で、民進党支持層は78・5%、共産党支持層では87・2%となり、憲法改正に意欲的な政党より、反対する政党の支持層で関心が高かった。

 自民党支持層は「あまり参考にしない」が25・2%、「まったく参考にしない」は4・7%で、民進党支持層のそれぞれ16・9%、4・2%と比べやや多かった。

 支持政党がないと答えた人は72・2%が参考にすると答え、支持政党が「分からない・無回答」は54・9%。比例投票先が決まっていない人は、参考にするとしたのは62・5%だった。

◆主な質問項目の回答結果

◇参院選に関心があるか

 1 大いに関心がある    20.4

 2 ある程度関心がある   45.2

 3 あまり関心がない    29.0

 4 まったく関心がない    5.3

 5 分からない・無回答    0.1

◇選挙区で投票する候補を決めているか

 1 決めている       32.3

 2 だいたい決めている   23.2

 3 まだ決めていない    43.5

 4 分からない・無回答    1.0

◇比例代表で投票する政党や候補者を決めているか

 1 決めている       32.8

 2 だいたい決めている   20.9

 3 まだ決めていない    45.5

 4 分からない・無回答    0.9

◇憲法改正の訴えを投票の参考にするか

 1 大いに参考にする    15.8

 2 ある程度参考にする   53.1

 3 あまり参考にしない   22.0

 4 まったく参考にしない   6.9

 5 分からない・無回答    2.2

◇政治とカネをめぐる訴えを投票の参考にするか

 1 大いに参考にする    30.1

 2 ある程度参考にする   40.8

 3 あまり参考にしない   18.5

 4 まったく参考にしない   8.3

 5 分からない・無回答    2.4

◇参院選の投票に行くか

 1 既に期日前投票をすませた 6.0

 2 必ず投票に行く     69.4

 3 できれば投票に行く   19.6

 4 たぶん投票に行かない   3.3

 5 分からない・無回答    1.7

※単位は%。四捨五入しているため合計が100%にならない場合がある

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